英語は私が最も力を入れている科目です。このペ−ジは英語の特集です....
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 指導内容

単語
文法
語学を学ぶのに”単語はきらいだ!”だけはいけません。どんな秀才でも単語を覚える努力をしてもらいます。覚えるコツは当然教えます。その上で週1回程度は教科書から単語のテストを出し、繰り返し反復練習し覚えます。単語だけは99%才能ではありません。 最近はあまり重視されなくなってきました。確かに難しい文法用語は必要ありませんが文の決まりが解らないと全て暗記に頼ることになり、これまたいたずらに生徒の負担を大きくすることになります。
合理的な勉強をするためにもある程度の文法は必要です。中1のころは主語と動詞ぐらいは理解し疑問文、否定文が楽にできるようにします。
教科書中心学習 問題練習
都会と違ってこのあたりでは特別、難関高校はありません。教科書の理解で十分です。3年生の2学期いっぱいは教科書中心の授業を行います。きちんと読める、意味がとれる、内容が把握できるぐらいで十分です。
ひととおり単元の説明をしたら今度は問題練習で知識の整理をしましょう。そんなに多くの時間は必要ありません。確認程度でよろしいです。最初は小大文字小文字の区別やピリオド、単語の綴りの間違いなどが多いので個々の答案をきちんとチェックする必要があります。よくできた生徒にはほめてやることと同時に少し難しいことも尋ねたりして知的好奇心を満たしてやります。
発音 オ−ラルコミュニケ−ション、ヒアリング
どうでもよさそうで非常に大切なものがこの発音です。もちろん正しい発音が会話に求められるのは当然ですが、それだけにとどまりません。発音と綴りがほぼ一定の規則でつながっているからです。−ph、−ghは「f」の発音になりますがこのような関係があるのをいくらか身につければ単語の綴りを覚えるのが一気に加速します。これは高校生になってたくさんの、しかも長い単語を覚えるときにも大いに役にたちます。初心者の時のしっかりした発音練習が非常に重要です。 中学生の教科書でもますます会話が重要視されてきて会話独特な表現がたくさんもりこまれています。塾でも英語しか使わない時間をもうけ、教科書のテ−マに準拠した英語表現で質問し生徒に自分の立場で答えさせるといった練習をしていますが答え方が解らなくてくちごもっている子をよくみかけます。何を聞かれているか解っても、答えるさいに自分で文章を構成する力がないからです。やはり文章を構成するには、基本的な単語力、文法力、英作文力が必要です。
長文読解 英作文
たくさん読めばそれだけ力が付くのははっきりしていますが、中学生ではなかなかそうはいきません。せめて教科書だけでも、学校と塾と2回は教科書をよみ、書いてある内容を味わうことが必要です。単語の知識はもちろん文法力がないとなかなか読み切れません。中学3年生の後半になって基礎のしっかりついた子は、副読本を与えてやっても読みこなせるようになります。こうなればどんどん力が加速度的についきます。 英語の学習において最も難しいのがこの英作文です。毎年島根県の高校入試の最後の問題でテ−マをきめて自由に英作文(主に会話)をする問題が出ます。身近な話題ですので簡単そうですができません。まず内容が場面にマッチしているのか,どのような構文を使ったらよいか、時制はどうするのか、単語が正確に綴れるのかそのような課題がたくさんあるからです。ある意味では真の英語力が問われます。
生徒の理解を確認 その他
そして最も大切なものがこのテ−マです。講師の陥りやすい問題は講師自身の中にあります。良い授業をしたから生徒もきっと満足しただろうと思うのは講師の自己満足です。大事なのは生徒が理解し、勉強に興味を持ったかということです。生徒が興味を持つところまでいけばほとんど大丈夫です。逆になんど教えても成績伸びないのはやる気がない、つまり講師がやる気を出させていないことになります.
その生徒の能力にあったことを理解させ、ほめてさらに向上していこうという意欲を持たせる。これが最も難しい、そして一番成績の上がる方法です。

 学年別指導方法

中学1年生 小学校で英語を学ぶ子も増えてきましたがほとんどが中学生になって初めて学習します。英語が好きになるかどうか本当に大事な時期です。まず最初の難関は単語を話すことから始まります。日本語にない独特の発音は初めての子にとってとても奇異に感じられることでしょうし、真似て発音することもなんだか照れくさいものがあるでしょう。指導者はそのような壁や羞恥心をじょうずに取り除いてやるべきです。最も大事なことは声を出して発音することです。そうすれば何も特別な機材を用意しなくても耳から単語がはいってきます。

次はその発音と単語の綴りがある一定のル−ルでつながっていることに気がついてきます。これもよく発音し書いて覚えることでわかってきます。最初はどうしてもこの程度の努力は必要です。指導者はこの最初の壁を乗り越えるべく根気、ねばりが要求されます。生徒のなかには暗記の苦手なタイプがいると決めつけないで、生徒とともにがんばる努力を示さなければなりません。私は99%単語の暗記に能力の差はないと確信しています。

文法は中1ではそれほど気にすることはありません。せいぜい主語と動詞をしっかり確認させ、疑問文や否定文が簡単にできるようにしておけばよいと思います。教科書中心に単語や基本文を覚えることです。
中学2年生 中3や中1にくらべわりと軽視されるのがこの時期ですが、中学2年生という学年は精神面で非常に不安定な時期といううこともあいまって、勉強に集中できなることから、英語嫌いになるケ−スがよくみられます。中1よりはるかに盛りだくさんの習得事項があるにもかかわらず、さまざまな誘惑や、友達つきあいなどでほとんど学習することがなくなります。

そのようなときに時制が動詞の変化を伴って、めまぐるしく形を変え登場してきます。基礎ができていればひとつの単元で新しく理解することはわずかなのに、不明がさらなる不明を呼び込み、全く身動き取れなくなってしまう、そういう危険な時期でもあります。

私たち指導者は新しいことを説明する前に、何度も何度も同じことを確認し子供の理解をチェックしながら次に進まなければなりません。まさに子供たちとのがまんくらべです。
中学3年生 この時期は時制の輪が大きく広がります。つまり過去分詞の登場です。受動態でbe動詞+過去分詞、現在完了でhave+過去分詞,過去分詞の後置修飾がそれです。ますます動詞の活用を覚えなければならなくなって、動詞の重要性が増します。高校入試に向けてまず克服しなければならないものです。

さらにさまざまな構文がでてきます。it 〜to,so〜that などこれは理屈抜きでおぼえましょう。全体に文が長くなる原因は、関係代名詞のように文法で克服しなければならないものと、構文を覚えるものとがあります。さすがにこの時期になると単語を覚えるだけではとうてい対応できません。文法を理解するため論理的思考と構文をまとめる豊かな日本語の表現力が必要になってきます。まさに英語をマスタ−するには数学と国語の両面の力が必要と言えるでしょう。

島根県の高校入試はヒアリング問題を含め非常に良問揃いで過去の問題を解くことによって学力アップが見込まれます。私は2学期の期末試験が終わると過去問題を多くやらせて実践形式で力を付けさせていきます。
高校1年生 中学3年の後半ぐらいから文法が重要だと述べてきましたが、高校からはついに文法だけの授業時間が学校でも週2時間程度盛り込まれます。なんとか暗記だけで入学できた生徒もここで大きな壁を感じることでしょう。しかしこれを難しい言葉を覚えることではなく真の文章の決まり事を理解することだとわかり克服できればさらなる飛躍につながります。

また高校生は辞書を使いこなすことが非常に重要になってきます。単語は予習の段階で発音、意味はもちろん例文をみながらその独特な使いかたを把握しておかなければなりません。特に動詞のあとに続く前置詞、副詞はそれぞれ特徴がありますし、その使い分けによって意味もことなることも多いわけです。またそれに関連して自動詞、他動詞の区別も重要です。単語量を増やすためにも接頭語、接尾語をで調べることも辞書なら可能です。良い辞書を選びボロボロになるまで使いこなしましょう。
高校2年生 高校の学習スタイルにもなれ、じっくり実力を養える最高の時期です。このころから実力のある生徒は副読本などで自ら自分の培った読解方法でメキメキ実力を高めるようになります。指導者はあまり英語そのものの指導は必要なくなります。つまり文章の意図している主題を、社会的科学的精神的背景などを説明し、文章をこころいくまで味わうように指導してあげることが必要です。

理系の学生にも普段からあらゆるジャンルのテ−マに取り組み英語を通じてさまざまな教養をみにつけられることを示してあげることです。できれば英語でかかれた表現を日本語に置き換えないでイメ−ジがわくようになれば、あとは豊かな表現力で自分のことばで大意をつかみ訳ができるようになれます。

しかしながらほとんどの高校生は基礎力がみにつかないまま、高校生の学習方法になれないまま、進級している状況です。丁寧にその生徒の実力にあった指導をしていかなければなりませんし、基本的に英語は語学ですのでふだんの読書量が最後にはものをいいます。じっくり読書ができる時期であることを強調していきます。
高校3年生 いよいよ仕上げの年。どうしても意識せざるをえないのがセンタ−試験の存在です。ほとんどの大学受験者はこのセンタ−試験を避けて通ることはできません。まして国立大学受験者はこのセンタ−試験でほとんど決まると言っても言い過ぎではありません。センタ−試験の結果が悪いとどんなに力があっても志望校の選択に大きな制限が出てくるからです。さらにこの試験はすべての解答を記号で答える選択形式をとっているため、短時間で要領よくいわば感覚的に正解を選んでいける性格のものです。いわば実力ある生徒の方が不利になるケ−スがいままでよくありました。本当は実力を付けるために二次試験対策をしたいにもかかわらず、いきおいセンタ−試験の対策に力をいれざるをえません。

夏休み以降試験直前までこの対応におわれるのが現状ではないでしょうか。したがってまだ受験のこころがまえの希薄な1学期に長文を読解する力、英作文力をつけることになり、受験生の気持ち次第では中途半端に終わるケ−スもあります。また理系の生徒は数学、物理といった難解な科目の修得も要求されることになります。そういう意味でも高校2年生までの余裕のある時に本当の英語底力をみにつけるべきです。

私は過去の大学入問題を、主に中国地方の国立大学、神戸大学、大阪大学などの2次試験問題を年度別、話題の内容別、難易度別にまとめていますので、生徒のニ−ズに応じて適宜、適当な問題を与え2次試験対策をしていこうと思っています。

そしてこの大学受験時こそ的確な情報が必要なときはありません。志望校の選択基準、受け入れ姿勢が多様化している現在は、受験生自身のデ−タはもちろん受け入れがわの真に要求する能力を研究し、適切なアドバイスが指導者に大きく求められるのです。益田市内の進学校の進学担当先生はその資料の収集、分析などの作業のためこの時期夜もゆっくり寝られないということを受験生からも聞きました。私たち塾の講師もこのインタ−ネットなどによる情報をいちはやく受験生に提供し協力していかなければならないと思います。何よりも受験生の合格した晴れ晴れとした笑顔をみたいものです。

平成10年度島根県高校入試問題
平成10年3月10日第4限(13:20〜14:10)実施

全体的な出題内容の特徴 昨年に比べ全体的に平易な問題が多く問い方も生徒に分かりやすかった。日本語でまとめるヒアリング問題は初めての出題。問題文中にベトナムや韓国が登場するなど、アジアとの交流に対する意識の高まりも感じられる。
出題された構文
第一問題(ヒアリング)
第二問題(小問) 比較級:Which do you like better,summer or winter?
現在分詞の形容詞用法:Who is the lady wearing a green dress?
How about〜,現在完了:I've already had three glasses.
S+V+C構文:You looked tired.
I would like to introduce Mike Brown to you.
第三問題(長文読解) 現在完了継続:I have been here for a month.
動名詞:I enjoy living and studying in Australia very much.
不定詞:They always tell Hoa to study hard.
疑問詞:I asked why he studies Japanese so hard.
形容詞節の後置修飾:I'd like to tell you more about the people I met here when I come back to Japan.
現在完了疑問文:How long have you studied Japanese?
第四問題(会話文) shallを使った疑問文:Shall I help you?
疑問詞+不定詞:Could you tell me how to make it after dinner?
helpを使う:He sometimes helps my moter with cleaning.
It is〜to不定詞:It is better for her mother to do all houseworks.
比較級:Mr.Hill does more housework than her father.
第五問題(自由英作文) あなたが大韓民国の中学校を訪問して、あなたの町とあなたの学校のことを英語で説明するとします。(1)には自分の町のことを、(2)には自分の学校のことを英語で10語〜15語を用いて一文または二文で書きなさい。
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ka-ohata@sx.miracle.ne.jp
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